ルールブックに無い「もしもの備え」

今週のお題「もしもの備え」

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「もしもの備え」と聞いて、思い浮かべることは何でしょうか。

非常食?懐中電灯?水?

登山をやる人ならツェルト、救急キット、エマージェンシーシートなども、お馴染みですね。

物理的な「備え」はルールブックに則れば一定の効果を得られるので、今すぐググると良いと思います。

ちなみに「備える」の意味を調べると

何か起きた時にうろたえぬよう、あるいは対応できるよう準備や心構えをしておく。

といった事が書かれています。物理的な備えは安心感も与えてくれそう。

 

でも「もしも」は何も災害や事故だけでは無いんですよね。

 

大切な人に、二度と会えなくなる。

居場所が、突然なくなる。

心の拠り所を、失う。

山をやる人なら、しっかり準備していても「明日、私は生きて下山できるだろうか」と漠然とした不安を抱える夜もありますよね。

 

「もしも」は常に私たちの体スレスレに存在していて、それを感じながら精一杯生きる事が、私にとっての「もしもの備え」です。

「後悔」は結果ではなく、その過程に起因すると思うから、出来る限り素直でいたい。間違う事はあっても誠実でありたい。

そうやって、日々を過ごしていけたら、自分の中に「備え」が出来る気がします。

 


かりゆし58「オワリはじまり」