第2回目の「日本百名山おむすび」は北海道・羅臼岳。
世界自然遺産に登録されている知床で、最高峰の山がこの羅臼岳です。
原始の自然が息づく知床は、羅臼岳をはじめとした山々が連なり、日本最後の秘境とも呼ばれています。また世界有数のヒグマ密集地でもあり登山には注意が必要。羅臼岳は夏まで雪渓が残り、けして難易度が低い山ではありませんが、山頂には知床半島とオホーツク海が見渡せる360度の絶景が待っています。
▼羅臼岳の基本情報はこちら
▼「日本百名山おむすび」をはじめた背景、ルール、おむすび一覧はこちら。
百名山おむすび「羅臼岳」のレシピ
知床のご当地グルメといえばオホーツク海の“海の幸”。そして“ジビエ”だと私は思っています。今回は海と山を代表して「鮭」と「クマ」にタッグを組んでもらいました。木彫りではクマに咥えられている鮭ですが、おむすびではひとつ屋根の下・・・もとい「羅臼昆布」の下で並んでいます。
量と作り方は、今回もざっくりです!
<材料>
ごはん 適量
鮭フレーク 適量
熊の缶詰(大和煮) 適量
羅臼昆布(とろろ) 適量
海苔
<作り方>
1. ごはんを三角形に握り、鮭と熊を乗せる。
2. 海苔を巻く。
3. とろろ昆布を頂上に乗せる。
「熊を乗せる」ってすごいパワーワードですね・・・。
熊肉の加工品がある事は知っていましたが、なかなか入手できず大変でした。缶詰の大和煮は通販で購入したものですが、臭みが無く、脂がのっていて美味しかったです。普通にお酒のアテとしてあり!そういえば、熊は中華料理では高級品なんですよね。北海道産の鮭フレークは、ほぐしが荒いものを選ぶと熊にも負けません。
東京で食べられるご当地グルメ
今回使った熊の大和煮はコチラです。同シリーズで他にエゾ鹿・イノシシ・トド・アザラシの缶詰もありセット購入できます。
鮭は今回、北海道産鮭の瓶詰フレークを使いましたが、可能なら焼き魚をほぐしたいです。幻の魚とも言われる鮭児、それに匹敵するとも言われるトキシラズは脂のり、旨味が凄い。
昆布の中でも特に濃厚かつ上品な出汁が取れると言われている「羅臼昆布」。とろろでもその濃い味が楽しめます。
都内には北海道のアンテナショップも多数あります。商品は店舗や時期により異なりますが、店内を見て歩くだけでも楽しい!また、東京駅の「諸国ご当地プラザ」では熊の大和煮缶詰が販売されていました。(2021年2月時点)
羅臼岳周辺のご当地グルメ
羅臼岳の山中には飲食店はもちろん山小屋も避難小屋もありません。という事で登山口のあるふもとの町で是非食べたいご当地グルメはこちら。
北の国からに出てきた「純の番屋」
羅臼町でも有名な観光スポットの一つ。時期によると思うのですが、トキシラズや鮭児、トドなどが食べられたという口コミもありました。
羅臼でしか食べられない黒ハモ丼!?「知床食堂」
道の駅「知床・らうす」にある飲食店。ウニ・いくら・ほっけなど鮮度抜群な海の幸、昆布の旨味が効いたラーメンなど、メニューが豊富で絶対迷いますね…。人気は羅臼以外にあまり出回らないという「黒ハモ」だそうです。
羅臼岳周辺の温泉
羅臼岳の主な登山口は、羅臼町側の羅臼温泉、斜里町側の岩尾別温泉の2つ。*1
どちらも温泉に入れますが、登山コースとしては羅臼町側の方が難易度が高くなります。
秘湯感あふれる無料の露天風呂「熊の湯温泉」
国道334号知床横断道路沿い、羅臼町にある温泉。地元の方が管理してくださっています。横を羅臼川が流れていて、間近に自然を感じられると評判。(女湯には壁あり)湯温はかなり熱いので・・・先に草津辺りで鍛錬が必要かも(笑)
世界遺産に泊まれるホテル「地の涯(ちのはて)」
「地の果て」の名の通り、雄大な大自然の中にある宿。男女混浴の庭園岩風呂や、原生林に囲まれた野湯が堪能できます。岩尾別温泉登山口は宿からすぐ。
ふるさと納税
トキシラズ、ウニ、いくら、昆布など羅臼の海産物を中心に、返礼品が充実しています。ジビエの缶詰(鹿肉・トド肉・熊肉)セットも!
圧倒的スケールの大自然を誇る知床半島。その最高峰「羅臼岳」は一度は訪れたい場所です。
次回は同じく北海道「斜里岳」です!
温泉施設、旅館では新型コロナウイルス対策のため、通常と異なる営業をされている場合があります。必ず施設の公式サイト等で最新情報をご確認ください。また各県の状況を鑑み、感染拡大防止に配慮の上、旅行時期をご判断ください。
おうちでも楽しめるご当地グルメは、是非お試しください♪
*1:他に硫黄山からの縦走コースあり。