今夏、東京の山を歩くと決めた時、最初に浮かんだのが「御岳山」でした。
青梅市にある御岳山は、電車でのアクセスが良い“身近なお山”。清流と苔が美しいロックガーデンや、武蔵御嶽神社、土産店が並ぶ参道など見どころが多く、東京にいながら旅情を楽しめる人気スポットです。
観光客はもちろん、登山初心者も多く訪れる山ですが、私は未踏でした。
苔と滝とお酒と!山の醍醐味がつまった「御岳山」
今年、山を選ぶ基準にしたのがスタート地点の標高が高い事、沢沿いのコース、東京の山、そして“食を楽しめる事”です。
三頭山では“山ご飯“を堪能しましたが、今回は「お酒が飲める山」!
山で飲むお酒って、すごく美味しいんですよね…💖 特に苦労してたどり着いた稜線の山小屋で、夕日を眺めながら飲むお酒は最高です。
御岳山では山小屋ではなく、御岳神社周辺にある宿坊でお酒と食事が楽しめます。電車で行けるので帰りも安心!
ということで、レッツゴー♪
*コロナ対策としてアルコール、マスク、口元を覆う手ぬぐいを持参します。
御岳山へのアクセス
御岳山へはJR御嶽駅で下車、バス・ケーブルカーを乗り継ぎます。すべての路線でPASMO・Suicaが使えるので便利ですね。
土日祝日のみ運行の「ホリデー快速おくたま」なら、新宿から1時間21分で御嶽駅に到着。通常料金のみで乗り換えなし、サクッと行けるのが有難いです!
が、乗車する車両には注意が必要です。「ホリデー快速」は拝島駅で切り離しがあり、奥多摩駅方面へ向かう「おくたま」と武蔵五日市駅方面へ向かう「あきがわ」に分かれるのでウッカリすると全く違う場所へ運ばれてしまいます。
私もしっかり確認して、奥多摩方面へ向かう後方車両に乗りました。
ほぼ下山!? ゆるっとハイキングルート
今回歩いたのは、ケーブルカー御岳山駅から御嶽神社、ロックガーデンを周り、再び神社へ戻るルートです。登山としては短く、物足りない方もいるかもしれません。多くの登山者は「つるつる温泉」を目指し縦走すると思いますが、この日は午後から雷雨予報だったので、短時間で回れる範囲に絞りました。お酒も飲まなきゃいけないし…(使命感)。
▼ヤマップのログはこちら。
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神社の後、一気に高度を下げ、ゆるゆると沢沿いを遡上するイメージです。ルートの大半が登りですが勾配が緩く、見どころも多いのでいつの間にか高度が戻っています。
個人の感想は「ほぼ下山しかしてない」。ゆる登山が大好きな私にはありがたいルートでした💖
とはいえ、ロックガーデンは沢沿いで滑りやすく、また最初の下りはそれなりの山道。登山靴の方が安全です。また短い区間とはいえエスケープ出来ないため、遅い時間の入山は避け、明るいうちに戻れる余裕を持ったスケジュールが必要です。山の事故は標高やルートの長短に関係なくどこでも起きると肝に銘じたいですね。
動画をInstagramにアップしました。マイナスイオン~!
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沢沿いに進むルートは緩やかな登り。苔が美しく、頭の中でずっと、となりのトトロの音楽「風のとおり道」が流れていました。ピッタリなんですよ…。
私は苔むした森が大好きで、八ヶ岳に良く行っていました。東京にいながら美しい苔が楽しめるなんて、こんな嬉しいことはありません。
動画で気分をお裾分け♪
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途中、休憩所とトイレがあります。テーブルもあり開けています。
神聖な雰囲気の「綾広の滝」。動画で御覧ください。
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こちらの「長尾茶屋」は都内ホテルでソムリエをされていた方が営んでいます。今は“天空のソムリエ”と呼ばれているのだとか。
ホットワインや御岳の水で入れたコーヒー、甘酒や澤乃井の日本酒なんかも飲めます。気温が下がった紅葉の頃、ここでホットワインを買って飲んだら最高でしょうね~!
神社周辺に戻ると、参道のお店はみんな開いていて大賑わい。お土産を購入するついでに、思わずかき氷を頼んじゃいました。
立ち寄ったのは「駒鳥売店」。展望が良く、山の余韻に浸れます。
いよいよ仕上げ!宿坊「山香荘」で楽しむ食事とお酒
休憩ののち向かったのは、宿坊「山香荘」。こちらにはお風呂と食事、ワンドリンクがセットになった「お風呂セット」があります。
「山香荘」のお風呂は別途、レポートをアップしました。
「マイクロツーリズム」として東京の山を登った今夏。御岳山では、日帰りでも豊かな緑に触れる事ができました!